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2026年1月23日
エコキュートの沸き上げにかかる時間は?お得な時間設定と節約術
「お湯が足りなくなったら、あと何時間で使えるの?」「電気代が一番安い時間に沸かしたい」と悩んでいませんか? エコキュートを賢く使うには、「沸き上げにかかる時間」と「沸かす時間帯」を正しく知ることがカギです。 結論から言うと、空っぽの状態から満タンにするには4時間から5時間ほどかかります。すぐにお湯は出ないので注意が必要です。また、電力プランに合わせて深夜にお湯を作る設定にしないと、毎月の電気代が無駄に高くなってしまいます。太陽光発電があるなら、昼間に沸かす方がお得な場合もあります。 この記事では、お湯が沸くまでの目安時間や、電気代を最小限に抑える設定テクニック、勝手に沸き上げてしまう時の対処法を解説します。時間を味方につけて、快適でお得な生活を送りましょう。 エコキュートの沸き上げにかかる時間はどれくらい? 「お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない!今から沸かして間に合うかな?」 そんな緊急事態に備えて、エコキュートがお湯を作るスピードを知っておくことは安心につながります。 ガス給湯器のように、スイッチを入れたらすぐにお湯が出るわけではありません。エコキュートにはエコキュートのペースがあります。まずは、具体的な時間の目安を見ていきましょう。 タンクが空っぽの状態から満タンにする場合(約4〜5時間) もし、タンクの中のお湯をすべて使い切ってしまい、水しか出ない状態(湯切れ)になったとします。そこから「沸き増し」ボタンを押して、タンクを満タンにするまでには、およそ4時間から5時間かかります。 「そんなにかかるの?」と驚くかもしれません。 夏場など、水温が高い時期はもう少し早くなることもありますが、水道水が冷たい冬場は5時間以上かかることもあります。 つまり、夜の7時にお湯がないことに気づいてボタンを押しても、満タンになるのは夜中の12時近くになってしまうということです。お湯を使い切る前に、早めに気づいて行動することが何よりも必要です。 お風呂1回分だけを急いで沸かしたい場合(約1時間) 「満タンにならなくていいから、シャワーとお風呂の分だけ欲しい」という場合もあるでしょう。お風呂1回分(約200リットル)のお湯を作るのにかかる時間は、約1時間から1時間半が目安です。 これなら、少し待てばお風呂に入れます。 ただし、これはあくまで目安です。外の気温が極端に低い日や、機種のパワーによってはもう少し時間がかかることもあります。お湯が出るようになるまでは、洗い物なども控えて、沸き上げに集中させてあげるのがコツです。 すぐにお湯が沸かない理由は「ヒートポンプ」の仕組みにある なぜ、こんなに時間がかかるのでしょうか。それは、エコキュートが「ヒートポンプ」という仕組みでお湯を作っているからです。 ガス給湯器は、ガスを燃やして強力な炎で水を一瞬で熱くします。だから、必要な時にすぐお湯が出ます。 一方、エコキュートは、空気中の熱を少しずつ集めて、じっくりと水を温めます。「小さなエネルギーでコツコツとお湯を作る」のが得意な機械なのです。 スピードは遅いですが、その分、少ない電気でお湯を作れるため、光熱費を安く抑えられます。「安さの代償として、時間が必要」と覚えておいてください。 電気代を安くするなら「沸き上げ時間」の設定を見直そう エコキュートを使う最大のメリットは、電気代の安さです。しかし、設定時間を間違えていると、そのメリットを活かせません。 ここでは、電気代を確実に下げるための「時間設定」のルールを解説します。 基本は電気代が安い「深夜」に沸かすのが鉄則 エコキュートは基本的に、電気料金が安く設定されている「夜間」にお湯を沸かすように作られています。 電力会社のプランにもよりますが、昼間の電気代に比べて、夜間の電気代は半額以下になっていることが多いです。 そのため、家族が寝静まっている間にコツコツとお湯を作り、朝起きた時にはタンクが満タンになっている状態が理想です。もし、昼間の高い電気代の時間にお湯を沸かしているとしたら、それは「深夜にタクシーを使わずに、昼間の渋滞している時間にタクシーに乗る」ようなもので、大きな損をしています。 あなたの家の「深夜」は何時から?電力プランを確認する方法 「深夜」といっても、電力会社や契約プランによって時間はバラバラです。 東京電力(スマートライフプランなど):午前1時 〜 午前6時 関西電力(はぴeタイムRなど):午後11時 〜 翌朝7時 その他の地域:午後10時 〜 翌朝8時 など まずは、毎月届く検針票や、電力会社のウェブサイト(マイページ)を見て、「自分の家の電気代が安くなる時間帯」が何時から何時までなのかを確認してください。 そして、エコキュートの沸き上げ時間が、その安い時間帯に収まるように設定されているかをチェックします。最近の機種は、設定画面で電力プランを選ぶだけで自動調整してくれるものも多いですが、古い機種だと手動で時間を入力する必要があります。 意外な落とし穴!リモコンの「時計ズレ」で損をしているかも ここで、多くの人が見落としている大きなポイントがあります。それは、「エコキュートのリモコンの時計がズレていないか」です。 エコキュートは、リモコンの時計を見て「今は深夜だからお湯を作ろう」と判断します。もし、停電や長期間の使用で時計がズレてしまっていたらどうなるでしょうか。 例えば、時計が実際より5時間遅れていたとします。 本当は朝の10時(電気代が高い時間)なのに、エコキュートは「今は朝の5時(安い時間)だ!」と勘違いして、せっせとお湯を作ってしまいます。これでは、高い電気代を払い続けることになります。 リモコンの画面を見て、現在の時刻が正しいかどうか、今すぐ確認してください。数分のズレなら問題ありませんが、1時間以上ズレているなら、すぐに修正が必要です。 太陽光発電があるなら「昼間」に沸き上げるのがお得な理由 これまでの常識は「深夜に沸かす」でしたが、最近はその常識が変わりつつあります。 もし、ご自宅の屋根に太陽光パネルが載っているなら、「昼間」にお湯を沸かすのが一番の節約になる可能性が高いです。 売電するよりも「自家消費」でお湯を作る時代 昔は、太陽光で作った電気は電力会社に高く売れました(売電)。だから、昼間の電気は売って、夜の安い電気を買ってお湯を作るのが正解でした。 しかし、今は売電価格が大きく下がっています。電気を売っても安い金額にしかなりません。一方で、電力会社から買う電気代は高騰しています。 売る電気:1キロワットあたり 10円くらい(安い) 買う電気:1キロワットあたり 30円〜40円くらい(高い) この状況なら、安い金額で売るよりも、自分で作ったタダ同然の電気を使ってお湯を沸かした方が、トータルでお得になります。これを「自家消費」と呼びます。 「お天気リンク」や「ソーラーチャージ」機能の使い方 最近のエコキュートには、この自家消費を自動でやってくれる機能がついています。 お天気リンクAI(三菱電機など):天気予報と連動して、晴れの日だけ自動で昼間に沸き上げる。 ソーラーチャージ(パナソニックなど):手動で設定することで、翌日の昼間に沸き上げを行う。 メーカーによって名前は違いますが、目的は同じです。 もし、太陽光発電をつけてから10年が過ぎて売電期間(FIT)が終わっているなら、これらの機能をフル活用して、昼間にお湯を作る設定に切り替えましょう。 太陽光がない家でも「昼間の沸き上げ」がお得になるケース 「うちは太陽光がないから関係ない」と思った方も、少し待ってください。 実は、電力会社によっては「昼間の電気代を安くするプラン」が登場していることがあります。 再生可能エネルギー(太陽光など)が普及しすぎて、昼間の電気が余ってしまうことがあるため、電力会社が「昼間に電気を使ってほしい」と考えているからです。 お住まいの地域の電力会社が、こうした新しいプランを出していないかチェックしてみる価値はあります。もし該当するなら、太陽光がなくても昼間の沸き上げがお得になります。 勝手に沸き上げている?昼間に動いてしまう原因とは 「深夜に沸かす設定にしているはずなのに、昼間にヒートポンプが動いている音がする」 「勝手にお湯を沸かしていて、電気代が心配」 こんな不安を感じたことはありませんか?故障を疑う前に、以下の3つの原因を確認してみましょう。 湯切れを防ぐためにAIが判断している(自動沸き増し) エコキュートは賢い機械です。「おまかせモード」などにしていると、AIが普段のお湯の使用量を学習しています。 もし、いつもよりたくさんお湯を使った日があれば、AIが「このままだと夜までにお湯が足りなくなる!」と判断し、昼間であっても自動で足りない分を沸き増しします。 これは、入浴中に冷たいシャワーが出るという最悪の事態を防ぐための親切な機能です。もし、これが嫌で「絶対に深夜以外は動かしたくない」という場合は、リモコンの設定で「昼間の沸き上げ停止」などを選べます。ただし、その場合は湯切れに注意が必要です。 冬場は配管の凍結を防ぐために動くことがある 寒い冬の日、お湯を作っているわけではないのに、ヒートポンプやタンクからブーンという音が聞こえることがあります。 これは、配管の中の水が凍らないように、水を循環させている音です。 外の気温が0度を下回るような寒い日は、機械を守るために自動でこの動作を行います。故障ではないので安心してください。もちろん、この時の電気代はわずかなので心配いりません。 故障かな?と思ったら確認したいエラー表示 上記の理由以外で、ずっと動き続けていたり、異音がしたりする場合は、何らかのトラブルが起きている可能性があります。 まず、台所にあるリモコンの画面を見てください。 普段は見ないようなアルファベットと数字の組み合わせ(例:H16、C03など)が点滅していませんか? これが「エラーコード」です。もし表示されていたら、取扱説明書を見るか、メーカーの公式サイトでそのコードを検索してください。「点検が必要です」と書かれていれば、すぐに修理業者へ連絡しましょう。 リモコンで沸き上げ時間を設定・変更する方法 最後に、実際に自分で設定を変えたい時の操作方法を紹介します。 メーカーによってボタンの場所は違いますが、基本的な流れは同じです。 まずはリモコンの現在時刻を合わせる 節約の基本である「時刻合わせ」です。 リモコンのフタを開けて、「メニュー」や「設定」ボタンを押します。「時刻設定」という項目を選び、現在の正しい時間に合わせましょう。 特に、数分ではなく数時間のズレがある場合は、電気代に直結するので必ず修正してください。 電気代が高い時間帯を避ける「ピークカット設定」 「自動沸き増しは便利だけど、電気代が一番高い夕方だけは避けてほしい」 そんな時に使えるのが「ピークカット設定」です。 これは、「この時間帯(例えば午後1時〜午後5時)は、絶対にお湯を沸かさないでください」とエコキュートに命令する機能です。 これを設定しておけば、お湯が減ってきても、高い時間帯を避けて、その前後の時間で沸き上げを行ってくれます。電気代を細かくコントロールしたい節約上級者におすすめの設定です。 急な来客時などは手動で「沸き増し」ボタンを押す 親戚が泊まりに来るなど、今日はお湯をたくさん使うことがわかっている場合は、お湯がなくなる前に人間が指示を出しましょう。 リモコンにある「沸き増し」または「タンク沸き増し」ボタンを押すだけです。 「満タン」というボタンを選べば、すぐに沸き上げを開始します。お湯がなくなってから慌てるよりも、昼間のうちに準備しておく方が、精神的にも安心です。 まとめ:沸き上げ時間をコントロールして賢く節約しよう エコキュートの沸き上げ時間について解説してきました。 記事の要点をまとめます。 沸かす時間:空っぽから満タンまでは4〜5時間かかる。お風呂1回分なら約1時間。 基本の設定:電気代を安くするなら、電力プランの「深夜時間帯」に合わせて沸かすのが鉄則。 注意点:リモコンの時計がズレていると、高い昼間に沸かしてしまい損をする。今すぐ確認を。 太陽光活用:ソーラーパネルがあるなら、売電せずに「昼間」に沸かす設定(自家消費)がお得。 勝手な動作:昼間に動くのは、湯切れ防止や凍結防止のための正常な機能であることが多い。 エコキュートは、ただ設置しておけば安くなる魔法の機械ではありません。「いつ沸かすか」を正しく設定してこそ、初めてその実力を発揮します。 特に、「リモコンの時刻」と「電力プランの安い時間」が合っているかどうか。これを確認するだけでも、無駄な電気代をカットできる可能性があります。 今日、家に帰ったらリモコンのフタを開けて、設定をチェックしてみてください。その小さな一手間が、来月の電気代を安くする大きな一歩になります。
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2026年1月23日
エコキュートの給湯温度は何度が正解?電気代を安くする設定を解説
「エコキュートの温度設定、なんとなく決めていませんか?」 実は、設定を間違えると電気代が高くなってしまうことがあります。「節約のために」とタンクの温度を低くしている人は、逆に損をしているかもしれません。 結論を言うと、タンクの温度は「おまかせモード」にするのが正解です。無理に下げるとお湯切れを起こし、電気代が高い昼間にお湯を沸かすことになるからです。一方で、シャワーやキッチンの給湯温度は、使い方に合わせて50度や60度に変えることで快適さが変わります。 この記事では、場所別のおすすめ温度や、季節ごとの設定変更のコツ、お湯がぬるい時の対処法をわかりやすく解説します。正しい知識を身につけて、賢くお得に使いましょう。 エコキュートの温度設定は2つある!「給湯温度」と「タンク温度」の違い 最初に知っておくべき基本的なことがあります。それは、エコキュートには「2種類の温度」が存在するということです。 ここを混同していると、節約の話をしても意味がわからなくなってしまいます。まずは、この2つの違いをはっきりと区別しましょう。 蛇口から出るお湯の温度(給湯温度) 1つ目は、皆さんがリモコンで操作して決める「給湯温度」です。 キッチンやお風呂の蛇口から出てくるお湯の温度のことです。「お風呂は40度」「キッチンは38度」というように、使う場所や好みに合わせて自由に設定できます。 リモコンの画面に大きく表示されている数字は、基本的にこの「給湯温度」を指しています。普段の生活で変更するのは、こちらの温度です。 タンクの中で貯めているお湯の温度(沸き上げ温度) 2つ目は、家の外にある大きなタンクの中に貯まっている「沸き上げ温度」です。 エコキュートは、深夜の安い電気を使って、タンクの中にお湯をまとめて作ります。この時、タンクの中のお湯は、実は65度から90度というかなりの高温になっています。 私たちが使うときは、このタンクの熱湯と水を混ぜて、設定した温度(40度など)にしてから蛇口へ送っています。 給湯温度:蛇口から出る温度(35度〜60度くらい) 沸き上げ温度:タンクの中の温度(65度〜90度くらい) この違いを覚えておくことが、節約への第一歩です。 電気代を安くしたいなら「タンクの温度」は下げずに「おまかせ」にする 「電気代を節約したいから、タンクの沸き上げ温度を『低め』に設定しよう」 そう考える人が多いのですが、実はこれが一番の落とし穴です。 なぜ温度を下げてはいけないのか、その理由と、正しい設定方法を解説します。 「低め」に設定すると逆に電気代が高くなる理由 エコキュートは、タンク内の熱湯と水を混ぜて適温のお湯を作ります。 例えば、タンクの中に90度の熱湯があれば、たくさんの水と混ぜて、40度のお湯を大量に作れます。しかし、タンクの設定を「低め(65度など)」にすると、混ぜられる水の量が減り、作れるお湯の量が少なくなってしまいます。 その結果、夕方や夜にお風呂を沸かすときにお湯が足りなくなり、「湯切れ」を起こします。すると、エコキュートは慌ててお湯を作り始めます。 問題なのは、お湯を作る時間が「電気代の高い昼間や夕方」になってしまうことです。 深夜の安い電気でお湯を作れるのがエコキュートの良さなのに、高い時間帯に動かしてしまっては意味がありません。だからこそ、タンクの温度を無理に下げるのはおすすめできないのです。 基本はAIにお任せするモードが一番賢い では、どう設定するのが正解なのでしょうか。 答えは、「おまかせモード」を選ぶことです。メーカーによって名前は違いますが、以下のようなモードが用意されています。 おまかせ おまかせ節約 学習モード このモードにしておくと、エコキュートに搭載されたAI(人工知能)が、「この家は毎日これくらいお湯を使うな」と学習し、必要なお湯の量を自動で判断して沸かしてくれます。 普段はお湯を余らせないように効率よく沸かし、来客などでたくさん使った日は自動で調整してくれます。人間が細かく設定をいじるよりも、機械にお任せした方が、結果的に一番無駄なく節約ができます。 シャワーやキッチンのおすすめ設定は?場所別の最適な「給湯温度」 タンクの設定は「おまかせ」が良いとわかりました。次は、実際に蛇口から出す「給湯温度」についてです。 場所によって最適な温度は違います。使いやすさと節約を両立させるおすすめの温度を見ていきましょう。 キッチンは手肌を守るために少し低めに 食器洗いをするときのお湯の温度は、「35度〜38度」がおすすめです。 油汚れは温度が高い方が落ちやすいですが、40度以上のお湯で洗い物を続けると、手肌に必要な油分まで落としてしまい、手荒れの原因になります。 冬場は寒くて温度を上げたくなりますが、ゴム手袋をするか、設定温度を30度台に抑えるのが賢い使い方です。ガス給湯器と違い、エコキュートはキッチンと浴室で別々の温度を設定できる機種が多いので(優先権の設定)、うまく使い分けましょう。 シャワーや洗面所は「50度〜60度」設定が良い理由 「シャワーの温度設定は何度にしていますか?」と聞くと、「40度」や「42度」と答える人が多いでしょう。もちろん、それでも間違いではありません。 しかし、お風呂場のサーモスタット水栓(温度調節機能付きの蛇口)を使っている場合は、リモコンの設定を「50度」や「60度」と高めにする方法があります。 「えっ、熱くないの?」と驚くかもしれませんが、蛇口側で40度に調整すれば問題ありません。なぜわざわざ高温に設定するかというと、「シャワーの水圧が強くなる」からです。 エコキュートからの50度のお湯と、水道からの冷たい水を蛇口の中で混ぜることで、水道の強い水圧を利用でき、勢いのあるシャワーになります。「エコキュートにしてからシャワーが弱い」と感じている方は、この方法を試してみてください。 ※注意:2ハンドル水栓(お湯と水のハンドルが別々の蛇口)の場合は、やけどの危険があるため、リモコン設定は40度〜42度の適温にしてください。 サーモスタット水栓(蛇口)での温度調整のコツ お風呂場によくある「サーモスタット水栓」は、左側のハンドルで温度を決め、右側のレバーで水を出したり止めたりします。 この蛇口を使う場合、おすすめの設定バランスは以下の通りです。 エコキュートのリモコン:50度〜60度に設定する 蛇口の温度ハンドル:40度(適温)に合わせる こうすることで、温度が安定しやすくなります。 逆に、リモコンを40度にして、蛇口も40度にすると、調整がうまくいかず「お湯がぬるくなったり熱くなったりする」という現象が起きやすくなります。リモコンの温度は、実際に使いたい温度よりも10度くらい高く設定するのがコツです。 お湯がぬるい・温度が安定しない時に確認する3つのポイント 「設定温度にしているのに、なんだかお湯がぬるい気がする」 「シャワーを浴びている途中で水になってしまう」 そんなトラブルが起きたとき、すぐに故障と決めつけるのは早いです。修理を呼ぶ前に、自分で確認できる3つのチェックポイントを紹介します。 タンクのお湯がなくなっていないか(湯切れ) 一番よくある原因が、単純な「湯切れ」です。 タンクの中に貯めてあったお湯を使い切ってしまうと、当然ですが蛇口からは水しか出なくなります。 リモコンの画面を見て、「タンク残湯量」の目盛りを確認してください。もし目盛りがゼロや少なくなっていたら、それが原因です。「沸き増し」ボタンを押して、お湯が沸くのを待ちましょう。 冬場にお湯をたくさん使った日や、家族が帰省して人数が増えた日によく起こります。 エコキュートの設定温度と蛇口の設定温度のバランス 先ほども触れましたが、エコキュートのリモコン設定温度と、蛇口(サーモスタット水栓)の設定温度が近すぎると、お湯の温度が安定しないことがあります。 例えば、リモコンの設定が40度で、蛇口の設定も40度になっている場合です。この状態だと、蛇口の中で水を混ぜる余地がなくなり、うまく温度調整ができません。 一度、エコキュートのリモコン温度を50度〜60度に上げてみて、症状が直るか確認してください。これで直るなら故障ではありません。 配管のトラブルや混合弁の故障の可能性 上記の2つを確認しても直らない場合は、機械の故障が疑われます。 混合弁の故障:お湯と水を混ぜて適温にする部品が壊れている。 温度センサーの異常:正しい温度を感知できなくなっている。 配管からの水漏れ:お湯がどこかで漏れてしまっている。 これらの場合は、自分では直せません。メーカーのサポートセンターや、設置してくれた業者に連絡して点検をお願いしてください。 その際、リモコンに「エラーコード(C○○やH○○などの記号)」が出ていないかを確認し、伝えるとスムーズに対応してもらえます。 季節に合わせてモードを変えよう!夏と冬の使い分けテクニック 一年中ずっと同じ設定にしておくのは、少しもったいない使い方です。 日本には四季があり、水温やお湯を使う量は季節によって大きく変わります。季節に合わせて設定を少し変えるだけで、節約効果がアップします。 お湯を使わない夏場は「省エネモード」で少なめに 夏はシャワーだけで済ませることが多く、お湯の使用量が減ります。また、水道水の温度も高いため、少しのエネルギーでお湯が沸きます。 この時期にタンクいっぱいにお湯を沸かすのは、無駄になりやすいです。 機種によっては「省エネモード」や「少なめ」という設定があります。夏の間だけはこの設定にして、沸き上げるお湯の量を制限しましょう。放熱によるロス(タンクから熱が逃げること)も減らせるので一石二鳥です。 お湯がたくさん必要な冬場は「多め」の設定で湯切れ防止 逆に冬は、お風呂にお湯を張ったり、洗い物の温度を上げたりと、お湯の使用量が急増します。さらに水温が低いため、お湯を作るのにたくさんのパワーが必要です。 冬場に一番怖いのは「湯切れ」をして、電気代が高い昼間に沸き増しをすることです。 これを防ぐために、冬の間は「多め」の設定にしておくか、自動設定にお任せするのが安心です。 「節約したいから冬も少なめで」と頑張ると、結局昼間に沸かすことになり、かえって電気代が高くなるケースが多いです。冬はケチらず、たっぷり沸かして昼間の稼働を防ぐのが、結果として一番の節約になります。 まとめ:正しい給湯温度を知ってエコキュートを賢く使おう エコキュートの温度設定について解説してきました。 最後に、記事のポイントを整理します。 2つの温度:蛇口から出る「給湯温度」と、タンクの中の「沸き上げ温度」は別物。 タンク設定:節約したいなら「低め」にはせず、「おまかせモード(AI)」にするのが正解。無理に下げると湯切れで損をする。 給湯設定:シャワーがぬるい場合や水圧を上げたい場合は、リモコン設定を50度〜60度にして、手元の蛇口で調整する。 キッチン:手荒れ防止のために、35度〜38度の低めに設定する。 季節設定:夏は「少なめ」、冬は「多め」や「おまかせ」で湯切れを防ぐ。 エコキュートは、設定ひとつで快適さも電気代も変わる便利な機械です。 「なんとなく」で使っていた設定を、今日から見直してみませんか? 特に、タンクの温度を「おまかせ」に戻すことと、シャワーの温度設定のバランスを整えること。この2つを実践するだけで、毎日のバスタイムが快適になり、次回の電気代を見るのが楽しみになるはずです。 ぜひ、今夜お風呂に入る前にリモコンをチェックしてみてください。
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2026年1月23日
エコキュートと電気温水器の違いは?電気代が安くなるのはどっち?
「最近、電気代の請求額を見て驚いた」という経験はありませんか?もし自宅で「電気温水器」を使っているなら、それが高額な電気代の原因かもしれません。 結論からお伝えします。光熱費を安くしたいなら、電気温水器から「エコキュート」への交換がもっとも効果的な方法です。 なぜなら、空気の熱を利用するエコキュートは、電気の力だけでお湯を作る電気温水器に比べて、消費電力を劇的に減らせるからです。具体的には、毎月の電気代が5,000円近く安くなり、年間で6万円以上の節約になるケースも珍しくありません。「交換費用が高そう」と迷っている方も多いですが、下がった電気代で数年のうちに元が取れてしまうことがほとんどです。 この記事では、両者の仕組みの違いから、気になる初期費用、メリット・デメリットまで、わかりやすく解説します。「もっと早く交換しておけばよかった」と後悔しないために、賢い選び方のポイントを押さえておきましょう。 エコキュートと電気温水器の「仕組み」の違いとは? どちらも電気を使ってお湯を沸かす機械ですが、その「沸かし方」は全く異なります。この仕組みの違いこそが、電気代に大きな差を生む決定的な理由です。まずは、それぞれがどのようにお湯を作っているのかを見ていきましょう。 電気の力だけでお湯を沸かす電気温水器 電気温水器の仕組みはシンプルです。家庭にある「電気ポット」を巨大にしたものをイメージしてください。 貯湯タンク(お湯を貯めるタンク)の中に、金属製の太いヒーターが入っています。そのヒーターに電気を流して熱くし、タンク内の水を直接温めてお湯にします。 構造が単純であるため、機械本体の価格が安く抑えられる点がメリットです。また、複雑な部品が少ないため故障が少なく、長く使える傾向があります。音も静かで、設置場所を選ばない点も評価されています。 しかし、「1」の電気を使って「1」の熱しか作れないため、効率は良くありません。水を熱湯に変えるために大量の電気パワーを必要とするため、どうしても電気代が高くなってしまうのです。これが、電気温水器の最大の弱点です。 空気の熱を利用して効率よく沸かすエコキュート 一方、エコキュートは「ヒートポンプ」という技術を使っています。これは、エアコンや冷蔵庫と同じ仕組みです。 熱を集める:外の空気の熱を、ヒートポンプユニット(室外機)が集めます。 熱を圧縮する:集めた空気の熱を、少量の電気で圧縮して高温にします。 お湯を作る:その熱を水に伝えて、お湯を作ります。 エコキュートのすごいところは、「1」の電気を使って「3」以上の熱エネルギーを生み出せることです。電気だけで沸かすのではなく、「空気中の熱」という自然のエネルギーをメインに使うため、電気の使用量を最小限に抑えられます。この効率の良さが、今エコキュートが選ばれている理由です。 【電気代を比較】エコキュートと電気温水器はどっちが安い? ここからは、皆さんが最も気にしている「お金」の話をします。結論を言うと、毎月の電気代に関してはエコキュートの圧勝です。実際にどれくらいの差が出るのか、数字で見てみましょう。 毎月の電気代はこれだけ変わる 一般的な4人家族の場合、給湯にかかる月々の電気代の目安は以下のとおりです。 給湯器の種類 月々の電気代(目安) 電気温水器 約 6,000円 〜 8,000円 エコキュート 約 1,500円 〜 2,000円 ご覧の通り、毎月およそ4,000円以上も安くなる計算です。電気温水器はヒーターをフル稼働させますが、エコキュートは効率よく熱を集めるため、消費電力を約3分の1から4分の1にカットできます。毎月の請求書を見てため息をついているなら、この差額は家計を助ける大きな力になるはずです。 年間で計算すると数万円の差が出ることも 毎月の差額は数千円ですが、これを1年間、10年間と積み重ねると大きな金額になります。 1年間での差額:約 50,000円 〜 60,000円 10年間での差額:約 500,000円 〜 600,000円 今のまま電気温水器を使い続けると、10年間で50万円以上も多く電気代を払うことになるかもしれません。逆に言えば、早めにエコキュートに切り替えるだけで、将来的に50万円相当のお金を節約できるということです。浮いたお金で家族旅行に行ったり、新しい家電を買ったりすることも夢ではありません。 お得な電気料金プランの選び方 エコキュートの電気代をさらに安くするコツがあります。それは、電力会社の「プラン」を見直すことです。 エコキュートは基本的に、電気代が安い「深夜」の時間帯にお湯を沸かしてタンクに貯めます。そのため、夜間の電気料金が安いプランを選ぶことで、もっとも効率よく節約が可能になります。 ただし、最近は電気代が高騰しており、プランの内容も変わってきています。また、太陽光発電がある家では、昼間の電気でお湯を沸かす「おひさまエコキュート」という選択肢もあります。自分の家の状況に合わせて、最適なプランや機種を選ぶことが、賢い節約への近道です。 エコキュートへの交換にかかる初期費用はいくら? 「電気代が安くなるのはわかったけど、最初に高いお金がかかるんでしょ?」と思う人もいるでしょう。確かに、エコキュートは高機能な分、導入コストはかかります。具体的な費用の相場を見ていきます。 本体の値段と工事費の相場 それぞれの交換にかかる総額(本体価格+工事費)の目安は以下の通りです。 種類 交換費用の総額(目安) 電気温水器 25万円 〜 35万円 エコキュート 40万円 〜 60万円 このように、エコキュートの方が15万円から25万円ほど高くなるのが一般的です。 電気温水器は仕組みが単純ですが、エコキュートはタンクの他にヒートポンプユニット(室外機)が必要になり、工事も複雑になるため、どうしても費用が上がってしまいます。 また、選ぶ機種によっても金額は変わります。自動でお湯張りをする「フルオートタイプ」は高いですが、蛇口をひねるだけの「給湯専用タイプ」なら安く抑えられます。 初期費用が高くても「元が取れる」理由 「高いから、やっぱり安い電気温水器にしようかな」と考えるかもしれません。しかし、先ほどの「電気代の差」を思い出してください。 エコキュートにすると、年間で約5万〜6万円の電気代が浮きます。つまり、初期費用の差額(約20万円)は、たった4年〜5年で回収できてしまうのです。 導入時:エコキュートの方が高い 5年後:電気代の節約分で、費用の差がなくなる 6年目以降:使い続けるほど、エコキュートの方が得をする 住宅設備は10年以上使うものです。最初の支払額だけで判断せず、「10年間で払う総額」で考えるのが、損をしないポイントです。長い目で見れば、エコキュートの方が圧倒的にお財布に優しいと言えます。 電気代や費用以外で知っておくべきメリット・デメリット お金のことははっきりしましたが、使い勝手も気になりますよね。ここでは、実際に使う上でのメリットや、設置時の注意点を解説します。 水圧の違いとシャワーの使い心地 昔のエコキュートや電気温水器は、「シャワーの水圧が弱い」と言われることがありました。タンクにお湯を貯める際、水圧を減らす必要があったからです。ガス給湯器の強いシャワーに慣れていると、少し物足りなく感じるかもしれません。 しかし、最近のエコキュートは進化しています。「高圧タイプ」や「パワフル高圧」と呼ばれる機種を選べば、2階や3階のお風呂でも勢いのあるシャワーを使えます。 今の水圧に不満があるなら、交換時に「高圧タイプ」を選ぶことで、毎日の入浴がより快適になります。業者に見積もりを頼むときは、必ず水圧についても相談しましょう。 設置スペースと騒音についての注意点 エコキュートを設置するときに気をつけたいのが「場所」です。 電気温水器はタンク1つですが、エコキュートは「タンク」と「ヒートポンプユニット(室外機)」の2つを置くため、今までよりも広いスペースが必要になります。 また、ヒートポンプユニットは稼働時に低い音を出します。深夜にお湯を沸かすため、寝静まった夜中に音が響き、近所トラブルになるケースもあります。 寝室の近くには置かない 隣の家との間に防音壁を立てる 防振ゴムを使って振動を抑える こうした対策をしっかりしてくれる工事店を選ぶことが、トラブルを避けるために欠かせません。 災害時にお湯や水が使えるか 日本は災害が多い国です。いざという時に、ライフラインがどうなるかも知っておきたいポイントです。 エコキュートと電気温水器、どちらもタンクにお湯(水)を貯めているため、断水したときでもタンク内の水を取り出して、生活用水として使うことができます。トイレを流したり、手を洗ったりするのに役立ちます。これは、お湯を貯めないガス給湯器にはない大きなメリットです。 ただし、停電してしまうと、基本的にはお湯が出なくなります。しかし、最近の一部の上位機種では、停電しても蛇口からお湯が出せる機能がついているものもあります。「もしも」への備えを重視するなら、こうした機能もチェックしておくと安心です。 電気温水器からエコキュートへ買い替えるベストなタイミング 「エコキュートが良いのはわかったけれど、いつ交換すればいいの?」と迷っている人のために、最適なタイミングを2つ紹介します。壊れてから慌てると、じっくり選べず損をしてしまうかもしれません。 機器の寿命(耐用年数)が近づいている時 一般的に、電気温水器やエコキュートの寿命は10年〜15年と言われています。 設置から10年以上経っているなら、そろそろ交換を考えるべき時期です。 「まだ動いているからもったいない」と思う気持ちはわかります。ですが、古い機械は効率が悪くなっており、電気代が無駄にかかっていることが多いです。また、15年近く経つと部品の生産が終了してしまい、故障しても修理ができず、お湯が使えない日々を過ごすことになりかねません。 特に冬場にお湯が使えないと生活が大変です。エラー表示が出たり、お湯の温度が安定しなくなったりしたら、完全に壊れる前のサインです。早めに行動しましょう。 国や自治体の補助金制度が使える時 エコキュートへの買い替えをおすすめするもう一つの理由が、「補助金」です。 国や自治体は、省エネ性能が高いエコキュートの普及を進めるために、補助金を出していることがあります。 例えば、国の「給湯省エネ事業」などの制度を使えば、数万円から十数万円もの補助金をもらえることがあります。これを使わない手はありません。 対象となる機種が決まっている 予算の上限に達すると終わってしまう 工事の前に申請が必要な場合がある このようにルールはありますが、うまく活用すれば初期費用を下げられます。補助金情報は頻繁に変わるため、工事を依頼する業者に「今使える補助金はありますか?」と必ず確認してください。この一言で、支払う金額が大きく変わります。 まとめ:光熱費を下げたいならエコキュートがおすすめ ここまで、エコキュートと電気温水器の違いについて詳しく見てきました。最後に、要点を整理します。 仕組みの違い:電気温水器は電気だけで沸かすが、エコキュートは空気の熱を使うので効率が良い。 電気代:エコキュートにすると、電気代が毎月約4,000円、年間で約5万円〜6万円も安くなる可能性がある。 初期費用:エコキュートの方が高いが、電気代の節約分で4〜5年あれば元が取れる。 メリット:災害時に水が使える。高圧タイプならシャワーも快適。 タイミング:設置から10年以上経っている、または補助金がある今がチャンス。 結論として、これからの生活で光熱費を少しでも抑えたいなら、迷わずエコキュートを選ぶのが正解です。 電気代は今後も上がっていく可能性があります。古い電気温水器を使い続けて高い電気代を払い続けるよりも、省エネ性能の高いエコキュートに変えて、浮いたお金を家族のために使う方が、きっと満足度の高い生活になるはずです。 まずは、信頼できる地元の業者や家電量販店で見積もりを取ることから始めてみてください。その一歩が、家計を助ける大きな一歩になります。
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