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2024年7月23日
「子育てエコホーム支援事業」とは? 子育て世帯にやさしい新築・改修の補助制度!
地球環境の保護・保全は人類共通の重要な課題として位置付けられ、私たち一人ひとりにもそのための取り組みが求められています。 特に温室効果ガスの削減や省エネなど、小さな積み重ねでも全体で行うことで大きな効果となることを期待される事項が、国を挙げて実施されていることは周知の通りです。 そんな取り組みの一つに、省エネや創エネを実現する住宅の新築やリフォームへの補助があり、特に若い子育て世帯への手厚い制度が存在します。 「子育てエコホーム支援事業」と呼ばれるものがそうで、これから子どもを育てつつエコロジーに貢献する住宅を建てたり改築したりしようとする世帯を応援するものです。 本記事では、そんな子育てエコホーム支援事業について詳しく解説してみたいと思います。 子育てエコホーム支援事業とは? 「子育てエコホーム支援事業」とは国土交通省が主導する、高省エネ性能を有する住宅の新築取得やリフォームのための補助金を支援する制度です。 「子育て」とあるように若い世代が対象で、大きくは「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」に分類されています。 このような若年世帯の省エネ投資を支援することによって、2050年のカーボンニュートラル実現を目指すことが当事業の主眼とされています。 「子育て世帯」の定義とは? 前項で述べた「子育て世帯」とは、具体的にどのような世帯を指すのでしょうか。 国土交通省の子育てエコホーム支援事業WEBサイトによると、制度への申請時点で子どもがいる世帯のこととしています。 ただし2023年4月1日時点では18歳未満の子に限り、2024年3月末までに着工予定である場合には、2022年4月1日時点で18歳未満の子がいるケースと定義しています。 つまりこの場合の「子」とは、制度申請や利用の時点での未成年と考えることができるでしょう。 「若者夫婦世帯」の定義とは? 一方の「若者夫婦世帯」とは、同サイトによると申請時点で夫婦であること、2023年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下である世帯と定義しています。 ただし2024年3月末までに着工予定である場合には、2022年4月1日時点にさかのぼって夫婦のいずれかが39歳以下であることが条件として定められています。 この定義の特徴としては夫婦二人ともに適用される年齢制限ではなく、夫か妻かどちらか一方が規定を満たしていれば「若者夫婦世帯」と認定される点です。 子育てエコホーム支援事業の補助対象と補助額は? 次に当支援事業で補助の対象となるケースと、それぞれの補助額について見ていきましょう。 住宅に関わることであるため大きくは新築か改築かの2種類ですが、さらに住宅のスタイルによって以下の3つに分類されます。 注文住宅の新築 注文住宅の新築とは、いわばオーダーメイドで新たに家を建てることです。 この場合での対象者は「建築主」で、補助金の上限額は長期優良住宅で一戸あたり100万円、ZEH水準住宅では80万円と定められています。 ただしいずれのケースでも「市街化調整区域」および「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域」に立地している場合には、それぞれ規定の半額が補助されることになっています。 新築分譲住宅の購入 新築分譲住宅とはあらかじめ決まった形や間取りで建てられた家のことで、スーツでいえばオーダーメイドではなく既製品あるいはセミオーダーと例えられるタイプです。 この場合での対象者は「購入者」で、補助金の上限額は長期優良住宅で一戸あたり100万円、ZEH水準住宅では80万円と定められており、注文住宅の新築と同じ条件となっています。 またいずれのケースでも「市街化調整区域」および「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域」に立地している場合には、それぞれ規定の半額が補助されることになっている点も同様です。 なお「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域」とは、洪水時の浸水または高潮時での浸水が高さ3mを超えると想定される区域を指しています。 市街化調整区域ばかりではなく、このように立地上の災害リスクが高いと考えられる住宅では補助金の上限額が抑えられていることが理解されます。 リフォーム リフォームは元々ある家を改修・改築して性能向上や新たな機能を得るもので、当制度での対象者は「工事発注者」となります。 補助金はリフォームの工事内容によって定められますが、子育て世帯および若者夫婦世帯では一戸あたりの上限が30万円、ただし既存住宅購入を伴う場合には60万円まで引き上げられます。 また長期優良リフォームを実施する場合には、一戸あたり45万円を上限として補助金が支給されます。 なお子育て・若者夫婦以外の世帯も補助対象であり、リフォーム工事内容に応じて定める額では一戸あたり20万円、長期優良リフォームを行う場合には30万円が上限となります。 補助金の還元方法は? 子育てエコホーム支援事業で支給される補助金についてその額を見てきましたが、具体的にはどのような方法で還元されるのでしょうか。 それには2種類があり、一つは最終支払いに限った補助事業に係る契約代金に充当する方法、もう一つは現金で支払う方法です。 登録事業者は補助対象者とあらかじめ合意した方法で補助金を還元する必要がありますが、原則としては一つめの契約代金に充当する方法がとられることに注意が必要です。 子育てエコホーム支援事業の対象期間は? 子育てエコホーム支援事業の対象期間は以下の通りです。 ます、契約日の期間については不問です。 対象工事の着手期間は2023年11月2日以降で、交付の申請期間は2024年4月2日から始まって予算上限に達するまでとされています。 この事業の予算としては、令和5年(2023年)度補正予算で2,100億円、令和6年(2024年)度当初予算案では600億円が計上されました。 交付申請期間は遅くとも2024年12月31日までと明記されており、可能な限り早めの申請が推奨されています。 リフォームの対象と具体的な工事内容は? 当制度ではリフォームについても補助金が支給されますが、工事の内容にはどのようなものがあるのでしょうか。 以下に具体的な内訳を列記してみましょう。 1. 開口部の断熱改修 2. 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修 3. エコ住宅設備の設置 4. 子育て対応改修 5. 防災性向上改修 6. バリアフリー改修 7. 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 8. リフォーム瑕疵保険等への加入 以上が子育てエコホーム支援事業の補助金を利用できるリフォーム工事で、1~3のいずれかが必須、4~8の項目は任意です。 ただし一回の申請では1~8の合計額が5万円以上であることが必要で、一戸につき設置した設備1台の金額が補助対象となります。 リフォームの対象となる設備の例は? この制度はそもそも省エネを目的としていることから、リフォームにおいて導入する設備もエネルギー消費量が従来品より少なく、効率のよいシステムであることが前提です。 電気やガス、あるいは水を使うものが多く、自然にキッチンや風呂場、トイレや空調といった設備に集中する傾向があります。 さらにキッチン周りでは掃除のしやすいタイプの設備や、節水を実現する機能を持った部材なども該当し、幅広い観点から省エネに貢献する施策が行われています。 エコキュートなどの高効率給湯器は省エネリフォームの要 また、省エネを目的としたリフォームでは「給湯器」のリニューアルも非常に効果的です。 家庭内でもっともエネルギーを消費する設備は給湯関係であるといわれており、高効率給湯器を導入することで省エネに寄与し家計のスリム化にも貢献することが可能です。 省エネタイプの給湯器には大きく分けてガスを燃焼させた熱でお湯を沸かすタイプと、電気をエネルギー源とするタイプとの2種類があります。 前者で著名な機種としては高効率ガス給湯器の「エコジョーズ」が挙げられ、これは200℃にも達する排熱を再利用してガスの消費量を抑えつつ効率的にお湯を得るものです。 一方の電気タイプでは「エコキュート」が有名ですが、単純に電熱で水を温めるわけではありません。「ヒートポンプ」と呼ばれる熱交換装置の機能を用いて大気中の熱を収集・圧縮し、高温となった熱を水に伝えてお湯にする仕組みです。 このタイプでは貯湯タンクに溜めたお湯を適宜使っていくスタイルで、構造がやや大がかりになることからも導入の初期費用が高額となります。 したがって、子育てエコホーム支援事業のリフォーム補助の対象として趣旨にもよく合った設備の一つであるといえるでしょう。 まとめ 最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。 この記事では子育てエコホーム支援事業の概要について解説しました。 将来的に省エネ投資を支えることになる若年世帯や未成年のいる子育て世帯を中心に、カーボンニュートラル実現を企図した住宅機能の獲得を応援するものと位置付けられます。 家は人生のうちでもっとも高い買い物といわれており、必ずしも注文住宅や分譲住宅を新築の状態で購入するとは限りません。 しかしリフォームも対象となるため、先述した「エコキュート」などのように家計にも貢献する高効率給湯器の導入チャンスであるともいえるでしょう。 「エコパパのお店」は、エコキュート設置の専門店です。 関東・関西・中部・中四国・九州の各エリアに拠点を持ち、地域に寄り添った迅速・丁寧なサービスでこれまでに20,000件以上の施工実績を有しています。 エコキュートの設置や買い替えなど、関連する設備の施工についてご検討中のことがございましたら、ぜひお気軽にお問い合せくださいませ。
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2024年7月23日
エコジョーズを「やめとけ」といわれるのはなぜ? 実際の長所・短所を徹底検証!
地球環境の保護・保全は世界規模での重要な課題の一つです。 そのため私たちも社会生活や日常生活において、さまざまな環境負荷低減のための活動に取り組んでいるのは周知の通りです。 なかでも「省エネ」は重要なテーマとして位置付けられており、化石燃料や電力の消費量抑制を目標にエネルギーの効率化が試みられ、住宅設備にでもそうした省エネタイプの機種が続々と登場しています。 とりわけ「給湯」に関することは家庭内でもっともエネルギーを消費する営みであるとされ、なるべく効率的にお湯を得て無駄やロスを出さないように使用することは大きな課題の一つです。 そこで省エネを実現させるべくさまざまな高効率給湯器が誕生し、ガスの燃焼熱利用を効率化させた「エコジョーズ」もその一種です。 ですが新たに高効率給湯器を導入しようとしたとき、無数にある機種や方式の中からどれを選べばよいのか迷ってしまうこともしばしばです。 そんなとき大いに参考にするのが実際に使用したユーザーによる口コミやネットへの投稿かと思いますが、なかにはネガティブな意見が書き込まれているのを目にすることもあります。 本記事では高効率給湯器の一種である「エコジョーズ」を取り上げ、これに対する「やめとけ」という声の具体例と根拠を挙げつつ、本当にエコジョーズは導入に値しないものなのかを検討してみましょう。 エコジョーズとはどんな給湯器? まず、エコジョーズとは高効率給湯器のなかでもどのような点に特徴のある機種なのかを先に見ていきましょう。 エコジョーズの最大の特徴は、ガスをエネルギー源としてお湯をつくり出すことです。 ガスを燃焼させて得た熱を水に伝え、直接お湯を沸かすという方式は伝統的な従来型のガス湯沸かし器と同様の原理となっています。 しかしこの方式による給湯器は、熱の放散によるエネルギーのロスが非常に多いことが課題でもありました。 例えば焚き火でお湯を沸かすことをイメージすると分かるように、炎の熱はその100%が水を温めるために利用されるわけではありません。 空気中や地面など温めたい対象以外にも逃げていってしまい、この点だけを見ると無駄の多い方法であるという見方ができるでしょう。 従来型ガス給湯器も同様で、お湯を沸かすために利用した熱のうち、200℃ものエネルギーがそのまま空気中に排出されてしまうという構造でした。 ところがエコキュートではこの強力な排熱に着目し、回収してお湯を沸かすのに必要なエネルギーとして再利用することを実現しています。 従って熱エネルギーのロスが格段に少なくなり、排熱は50℃ほどにまで下がっています。 このことからガスの使用量削減に貢献し、従来型と比較すると10~15%少ないガスで効率的に給湯できるのがエコジョーズの特長です。 「エコジョーズはやめとけ」といわれるのはなぜ? 上記のようにガス使用量を削減して環境負荷を減らす取り組みにも貢献するエコジョーズですが、ユーザーの口コミのなかには「やめとけ」という否定的な意見も散見されます。 こうしたネガティブな主張にも一定の根拠があるはずですが、エコジョーズに対する否定的な意見とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 以下で「エコジョーズはやめとけ」という書き込みについて、代表的な4つの根拠を見てみましょう。 従来型ガス給湯器より価格が高いこと まず、エコジョーズの導入時には従来型ガス給湯器よりも高額な初期費用のかかることが「やめとけ」といわれる理由として挙げられます。 従来型のガス給湯器の価格はモデルによっては10万円程度からのものがラインナップされています。 一方でエコジョーズは本体価格20~35万円・設置工事費約5万円の合計25~40万円で、初期費用に関してはどうしてもエコジョーズの高さがひときわ目を引いてしまいます。 ただし先に述べたようにエコジョーズは従来型よりも10~15%ものガス使用量を削減できることから、長期的なスパンで見た場合には必ずしも「高い」とはいいきれません。 それでも従来型ガス給湯器と比べて2倍以上の費用がかかる場合には、二の足を踏んでしまっても仕方がない面もあるといえるでしょう。 排水工事費と中和器の交換費用がかかること エコジョーズの取り付けには工事費用が発生しますが、さらに排水のために追加の工事料金が必要となる場合もあります。 これはエコジョーズがガスを燃焼させて水を温める際に温度差で多量の結露が発生し、この水を適切に排出させる動線を設ける必要があるためです。 この排出水は「ドレン水」といいますがただの水ではなく、窒素酸化物が溶け込んでおり酸性を示す水であることが特徴です。 この酸性水はそのまま流してしまうと環境や周辺の構造物に負荷を与えてしまいます。土に放出すると草が生えなくなったり土壌生物が死滅したりといった弊害があり、建物の金属部材などの構造材を劣化させるおそれもあります。 もちろん人体にとっても有害で、万が一口に入ったり目に入ったりした場合には流水でよく洗い速やかに病院を受診する必要が生じます。 このようにドレン水は危険性があるため、エコジョーズには「中和器」という装置が必ず備えられています。 これはドレン水の酸性を中性に変えるためのもので、中和された状態で初めて排水として放出することができるのです。 中和器はその役割上消耗が激しく、およそ10年で交換する必要があります。 そのためには1~4万円程度の費用がかかることから、長期的な視点ではエコジョーズの保守営繕費用が発生します。 このようなことから設置の状況によっては排水工事がかさむおそれがあること、中和器の交換費用が確実に発生することを挙げて「エコジョーズはやめとけ」といわれるケースがあります。 悪臭が気になる場合があること エコジョーズを一定期間使用していると、独特の悪臭・異臭を感じる場合があります。 この理由としては前項で述べた中和器が耐用限界を超え、ドレン水が窒素酸化物を含んだ酸性のまま排出されてしまっていることが考えられます。 また、エコジョーズを使用している間に排水設備の汚水桝に汚れが溜まり、それが悪臭の元になっているパターンもあり得ます。 エコジョーズの使用に際して悪臭・異臭を感じた場合は放置せず、すぐに施工業者に連絡して調査をしてもらう必要があります。 こうした臭いの問題は、しかるべき時期に中和器を交換したり定期的に汚水桝を清掃したりと、適切にメンテナンスをしていればある程度避けられる可能性が高い現象です。 エコジョーズの特性に起因する部分ではあるものの、むしろ使用する側の手入れにも左右されることであるため、「やめとけ」といわれる理由の中では明確な解決策がある事項といえるでしょう。 給湯以外のガス料金が下がりにくいこと エコジョーズが高い効率でガスの燃焼熱を利用できる給湯器であることを解説してきましたが、想像していたよりも全体としてのガス料金が安くならないといった声も聞かれます。 これはエコジョーズのガス使用量削減効果が、「給湯」に関するものに限られることが最大の理由といえるでしょう。 当然ながら家庭内で使うガスはお湯を沸かすだけではなく、コンロの火で料理をしたり暖房に用いたりとさまざまです。 したがって給湯用途以外にも多くのガスを使用する家庭では、エコジョーズだけでのガス使用量削減が全体への貢献として見えにくい場合があります。 しかし従来型ガス給湯器と比べて10~15%のガス削減は大きく、仮にそれまで5,000円の出費だったものが4,000円程度に抑えられるメリットは小さなものではありません。 月々のガス代は家計全体でのガス利用状況による部分が大きいため、給湯のために多くのガスを用いるほどにエコジョーズの恩恵は大きくなるといえます。 実はこんなメリットが! エコジョーズのいいところとは? 「エコジョーズはやめとけ」といわれることの理由について詳しく見てきました。 なかには説得力のある根拠のある部分も否定できませんが、はたしてそのすべてがエコジョーズの導入を拒否するに足りるものなのでしょうか。 エコジョーズには当然ながら優れたメリットがあり、そのうち単純に短期的な家計への貢献だけでは測ることができない事項もあります。 以下、エコジョーズのも持つメリットを2点に絞って見てみましょう。 お湯切れせずに使うことができる エコジョーズはガス給湯器という特性から、お湯切れすることなく使えるのが大きなメリットです。 お湯切れというのは貯湯タンクに溜めたお湯を使うタイプの給湯器で起こる現象で、短時間にタンク容量を超える大量のお湯を使うとしばらく給湯できなくなることを意味します。 エコジョーズはその都度ガスの燃焼熱でお湯を沸かす仕組みであるため、こうしたお湯切れの心配がない点に強みがあります。 二酸化炭素削減に貢献する エコジョーズをはじめとした高効率の住宅設備には、家計への貢献以外にも環境負荷低減という大きな使命があります。 両者は同じ文脈でつながっているといえ、エコジョーズでガスの消費量を抑えることは、二酸化炭素削減に直結する取り組みであるといえるでしょう。 さらに大きな視点でいえば地球環境の保全は私たちの暮らしと生命を守ることとも言い換えられます。 エコジョーズを導入することの本来的な意義を念頭に置いたとき、そのメリットは大きなものであるといえます。 まとめ 最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。 この記事では「エコジョーズはやめとけ」というネガティブな意見の理由を確認しつつ、解消法や対策、あるいはそれらを補うメリットについて解説しました。 エコジョーズはガスを燃焼させて得られる熱を高い効率で利用できる給湯器であり、ガスで沸かしたお湯を多く使う家庭であるほどその恩恵が大きくなるといえるでしょう。 同じく高効率給湯器では電気をエネルギー源としてヒートポンプで大気中の熱を集めてお湯を得る「エコキュート」という機種もあるため、用途とニーズに合わせて両者を比較してみるのもよいでしょう。 1998年に創業した「エコパパのお店」は、エコキュート設置の専門店です。 関東・関西・中部・中四国・九州の各エリアに拠点を持ち、地域に寄り添った迅速・丁寧なサービスでこれまでに20,000件以上の施工実績を有しています。 エコキュートの設置や買い替えなど、関連する設備の施工についてご検討中のことがございましたら、ぜひお気軽にお問い合せくださいませ。
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2024年6月28日
今すぐチェック!高効率給湯器とは?導入するメリットや種類、補助金情報も徹底解説!
燃料価格の高騰や円安が引き金となり、光熱費の負担が重くなっています。2024年は再エネ賦課金の値上げや政府による電気代・ガス代の補助が終了することもあって、光熱費負担に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回紹介する高効率給湯器は、光熱費を大幅にカットできる機器です。導入するメリットや機器の種類や特徴、購入・設置に関する補助金について徹底解説します。ぜひ、参考にしてください。 高効率給湯器は何か 高効率給湯器とはいったいどのようなものなのでしょうか。高効率給湯器とは、従来の給湯器と比較して少ないエネルギーで効率よくお湯を沸かすことができる給湯器のことです。少ないエネルギーでお湯を沸かすことができるため、環境負荷が低いとされています。 高効率給湯器を導入するメリット 高効率給湯器を導入するメリットは以下の2点です。 給湯器の光熱費を大幅に削減できる 災害時にも給湯機を利用できる 従来の給湯器は、ガスを使って水道の熱を直接温めるガス給湯器が主流でした。しかし、この方式はエネルギーの利用効率が良くないため、多くのエネルギーを必要としていました。高効率給湯器の場合、どの機器も従来型の給湯器よりも少ないエネルギーでお湯を沸かせます。 また、タンクがあるエコキュートなどの場合は災害時の水としても利用できます。地震などで断水したとしても、タンクの水をトイレなどの生活用水として利用することができます。単なる省エネだけにとどまらず、災害対応という点でも役に立つためメリットが大きいといえるでしょう。 高効率給湯器の種類 高効率給湯器は全部で4種類です。それぞれの機器の特徴とメリット・デメリットをまとめます。 エコキュート エコキュートは、空気の熱を使ってお湯を沸かす電気温水器です。空気の中に含まれる熱を利用するため、従来の電気温水器よりも少ないエネルギーでお湯を沸かすことができます。 ヒートポンプと貯湯タンクの2つの部分で構成されています。ヒートポンプとは、空気を圧縮することで気体の密度を高めて分子同士の衝突を増やし、衝突時の熱を利用する技術です。主に、エアコンやエコキュート等で使用されています。 エコキュートのメリットは以下のとおりです。 ランニングコストが安い CO2の排出量を削減できる 停電時でもお湯が利用できる 最大のメリットはランニングコストを安くできることです。従来型の電気温水器に比べ、3分の1程度のコストでお湯を沸かすことができます。使用する電気の量が少ないため、CO2の排出削減にも貢献できます。 太陽光発電と組み合わせるタイプであれば、火力発電で生み出される電力会社の電気を使用しないため、CO2排出量をほぼゼロにすることができます。また、停電時であっても貯湯タンク水を生活用水として活用できるというメリットもあります。 デメリットは以下のとおりです。 初期費用が高い 湯切れの可能性がある 夜間の騒音が気になることがある エコキュートの初期費用は、概ね50〜100万円です。本体の機種や設置場所の環境によって金額が増減するため、予算は多めに見積もっておいた方がよいでしょう。10〜15万円で購入できることが多いガス給湯器と比べると、かなり高い初期費用となります。 お湯を使いすぎると「湯切れ」になってしまうことも大きなデメリットです。一旦湯切れになってしまうと、沸かすために一定の時間がかかります。何度もお湯を沸かすとランニングコストが高くなってしまうため要注意です。 また、夜間に稼働させると騒音が気になる可能性があります。エコキュートの駆動音は40デシベル程度で図書館の館内と同じ程度ですが、不快に感じやすい低周波音も発生させてしまうため、「うるさい」と苦情を受ける可能性があります。 エコジョーズ エコジョーズは、熱効率が高いガス給湯器です。従来型熱変換効率が約80%であったのに対し、エコジョーズは変換効率が95%までアップしました。そのおかげで、従来型よりも少ないガスでお湯を沸かすことができます。 エコジョーズのメリットは以下のとおりです。 ガスの使用量が従来型より少ない CO2排出量も従来型より少ない 熱効率が良くなることで、従来型よりもガス使用量を15%程度削減することに成功しています。ガス使用量が減ることにより、CO2の排出量も15%ほど削減できています。 デメリットは以下のとおりです。 一般的なガス給湯器よりも高額 排水処理の専用工事が必要 エコジョーズは従来型のガス給湯器よりも7〜8万円程度高くなります。エコキュートほどではありませんが、初期費用が高くなってしまうのです。また、利用時にある程度の排水(ドレン排水)が発生するため、処理するための専用の配管工事が必要です。 エネファーム エネファームは、都市ガスやLPガス(プロパンガス)を燃料として、電気とお湯を同時に作り出す装置のことです。家庭用燃料電池システムともいいます。ガス給湯器のようにガスを燃焼させるのではなく、ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて電気やお湯を生み出す装置です。 エネファームのメリットは、給湯と同時に発電もできることです。発電の際に生み出された排熱を使ってお湯を沸かすため、給湯に必要なエネルギーを節約できます。それにより、光熱費を削減する効果が期待できます。 デメリットは、導入コストの高さと売電できないことです。エネファームの導入には150〜250万円程度のコストがかかるため、エコキュートやエコジョーズよりも高額な初期費用となります。 さらに、生み出された電力は自家消費にのみ使用できるため、余剰電力が発生しても売却することはできません。 高効率給湯器に関する補助金 高効率給湯器は、どのタイプを導入しても従来型のガス給湯器よりも初期費用が高くなるというデメリットがあります。高額になりがちな初期費用を抑える方法として活用したいのが各種補助金です。ここでは、各種補助金について紹介します。 給湯省エネ2024事業 給湯省エネ2024事業とは、家庭部門でのエネルギー消費削減を目指すため、高効率給湯器を購入する際に補助金を支出する事業です。対象となる機器と補助金額は以下のとおりです。 基本の補助金額 追加の要件 エコキュート 8万円 A要件:2万円加算 B要件:4万円加算 A+B要件:5万円加算 ハイブリッド給湯器 10万円 A要件:3万円加算 B要件:3万円加算 A+B要件:5万円加算 エネファーム 18万円 C要件を満たすと2万円加算 加算要件は以下のとおりです。 要件 内容 エコキュート A要件 インターネットに接続可能で、天気予報や日射量に応じて昼間の時間に沸き上げ時間をシフトできる B要件 目標基準値をクリア ハイブリッド給湯器 A要件 インターネットに接続可能で、昼間に再エネの電気を積極的に使用する機能がある B要件 目標基準をクリア エネファーム C要件 ネットワークに接続可能で、停電が予想される際に可動を停止しない機能を有すること 利用者が直接申し込むのではなく、高効率給湯器を設置する事業者が手続きを行います。 子育てエコホーム支援事業 子育てエコホーム支援事業は、国土交通省などが中心となって行っている補助金事業です。エネルギー価格の高騰などによる影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅取得を支援します。省エネ性能を有する新築住宅の取得や省エネ改修をサポートします。 子育て世帯に該当するのは、申請時において2005年4月2日以降に出生した子を有する世帯のことです。若者夫婦世帯とは、2023年4月1日時点で、夫婦のいずれかが39歳以下の世帯のことです。 上記の条件に当てはまる世帯が、新築住宅の建設やリフォームを行った際に補助金が交付されます。 注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入時の補助金は以下のとおりです。 長期優良住宅の条件を満たす:1戸あたり100万円 ZEH水準を満たす:1戸あたり80万円 また、リフォームの場合は子育て世帯・若者夫婦世帯とそれ以外の世帯で上限額が異なります。 【世帯別・住宅の種類別の補助金上限】 子育て世帯 若者夫婦世帯 その他の世帯 基本的な補助金額 30万円 20万円 既存住宅購入を伴う場合 60万円 なし 長期優良リフォーム 45万円 30万円 子育て世帯や若者夫婦世帯に手厚い補助金ですので、該当する方は積極的に利用を検討したほうがよいでしょう。 自治体の補助金 国が行う給湯省エネ事業や子育てエコホーム支援事業のほかに、各自治体が設定している補助金もあります。 たとえば、北海道帯広市の場合はエコキュートの設置費用を最大3万円まで補助する制度があります。埼玉県桶川市では、エコキュートで最大3万円、エネファームで最大5万円の補助金が支給されます。 設定金額や対象となる機器は、自治体によってまちまちです。居住している都道府県・市町村の公式サイトなどを閲覧し、利用できる補助金がないか確認したほうがよいでしょう。 まとめ 今回は高効率給湯器を導入するメリットや種類、補助金について解説しました。CO2の排出削減効果や経済的なメリットがあるため、政府や自治体が補助金を支出して積極的に普及を図っています。 今回紹介した機器の中で、最もランニングコストが低いのがエコキュートです。経済性・環境負荷のいずれにおいても高い効果が期待できます。エコキュートの導入を検討しているのであれば、エコパパのお店がおすすめです。エコパパのお店は給湯省エネ2024事業の登録事業者であり、補助金についても精通しています。 エコキュートの場合、どうしても初期費用の高さがネックになってしまいますが、エコパパのお店は独自の仕入れルートで仕入れているため、お求め安く提供できます。 エコキュートを検討しているのであれば、エコパパのお店にご相談下さい。
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