エコキュートにおすすめの電気料金プランは?オール電化におすすめの電力会社を紹介
2023年1月19日
エコキュートにおすすめの電気料金プランは?オール電化におすすめの電力会社を紹介
エコキュートを購入すると、夜間の電力料金が安いオール電化住宅向けの料金プランに切り替えます。2016年より電力の自由化により、電力会社や料金メニューを自分で選ぶことが可能です。
しかし、電力会社によって電気料金の内容は異なるため、エコキュートにおすすめの電気料金プランで迷ってしまうことがあります。
そこで今回は、オール電化におすすめの電力会社を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
オール電化向けの料金プランとは?
オール電化とは、住宅で使用するエネルギーを電気に集約することです。ガス給湯器をエコキュートに、ガスコンロをIHクッキングヒーターなど、電気で動く住宅機器に交換、あるいは導入します。
オール電化住宅にする場合、オール電化向けの料金プランに切り替えます。オール電化向け料金プランは季節別時間帯電灯のため、夜間や休日などの電気の需要の少ない時間帯に料金単価が割安になり、平日の昼間の時間帯に料金単価が割高になる傾向があります。
日本は2016年4月1日より電気の小売業への参入が全面自由化され、電力会社や料金メニューを自由に選択可能です。
つまり、オール電化に切り替えた時に、自分のライフスタイルや予算に合ったオール電化向けの料金プランを選ぶことができます。オール電化に切り替えた方は、電力会社のオール電化向けの料金プランを比較してみましょう。
オール電化向けの料金プランの注意点
オール電化向けの料金プランを選ぶ際は、次のポイントに注意しましょう。
- 一般的な電気料金と仕組みが違う
- 昼間の使用電力量によって電気代が高くなる可能性はある
- 供給エリア外なら加入できない
上記の注意点を順番に解説します。
一般的な電気料金と仕組みが違う
オール電化向けの料金プランを選ぶ際は、一般的な電気料金と仕組みが違うことを覚えておきましょう。
一般的な電気料金プランは従量制で、使用電力量に応じて電気料金単価が増えていきます。例えば、中部電力ミライズの従量電灯Bの電力料金は以下の通りです。
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
電力量料金 | ~120kWhまで | 1kWhにつき | 21.04円 |
120kWh~300kWhまで | 25.51円 | ||
300kWh~ | 28.46円 |
一方で、中部電力ミライズのオール電化向け料金プラン「スマートライフプラン」の電気料金は以下の通りです。
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 契約容量10kVAまで | 1ヵ月1契約に付き | 1487.04円 |
契約容量10kVAを超える場合 | 1ヵ月1kVAにつき | 286.00円 | |
電力量料金 | デイタイム | 1kWhにつき | 38.71円 |
@ホームタイム | 28.52円 | ||
ナイトタイム | 16.30円 |
スマートライフプランでは、1kWhあたりの電気料金単価は時間帯によって変動します。デイタイムは平日10時~17時までなので、この時間帯に電力を使用していると支払う電気料金が高額になる恐れがあります。
また、オール電化向けの料金プランは季節別時間帯電灯なので、時期によっては時間帯が変動する場合があります。オール電化向けの料金プランに切り替えた際は、契約の仕組みや時間帯などをしっかりと把握しましょう。
昼間の使用電力量によって電気代が高くなる可能性はある
オール電化向けの電気料金プランは季節別時間帯電灯のため、昼間の使用電力量によっては電気代が高額になる可能性があります。
例えば、中部電力ミライズの従量電灯Bに加入していて、1ヵ月の使用電力量が300kWhだった場合の電気料金は約7,402円です。
一方、オール電化向け料金プラン「スマートライフプラン」に加入していて、1ヵ月の使用電力量が300kWhだった場合の電気料金は以下の通りです。
使用電気量の割合 | 1ヵ月の電気料金 |
---|---|
デイタイム:30% @ホームタイム:30% ナイトタイム:40% |
約9,493円 |
デイタイム:25% @ホームタイム:25% ナイトタイム:50% |
約8,974円 |
デイタイム:20% @ホームタイム:30% ナイトタイム:50% |
約8,821円 |
上記の表の金額はあくまでもシミュレーションの結果で、実際の電気代と異なる可能性はあります。
しかし、電気料金単価が最も割高なデイタイムの使用電力量の割合が高いと、表のように1ヵ月の電気料金が高額になる可能性はあります。
オール電化向けの料金プランに切り替えたときは、昼間の使用電力量を減らす方法を検討してみましょう。
供給エリア外なら加入できない
電力会社によって供給エリアは決まっており、エリア外ではオール電化向けの料金プランに加入できません。
例えば、idemitsuでんきは全国対応していますが、J:COM電力は中部や四国地方に対応しておらず、CDエナジーダイレクトは関東を中心に展開しています。
そのため、オール電化向けの料金プランを選ぶときは、自分の住んでいるエリアに供給可能な電力会社を探しましょう。
エコキュートにおすすめの電力会社
エコキュートにおすすめの電力会社は住んでいるエリアによって異なります。そのため、次項より各エリアでおすすめの電力会社とオール電化向けの電気料金プランについて解説します。
なお、本記事は2023年1月上旬時点の情報に基づいて作成しております。
北海道エリアでおすすめの電力会社
北海道エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 北海道電力
- J:COM電力(※新規申込の受付停止)
- 北海道ガス
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- idemitsuでんき
- ミツゴロウでんき
上記のなかで、エコキュートにおすすめの電力会社は北海道ガスです。次の表は、北海道ガスのオール電化向けの電気料金プラン「E+Ene北ガスの電気」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 |
---|---|---|---|
基本料金 | 1kVA | 305.55円 | |
電力量料金 | 昼間 | 1kWh | 28.78円 |
夜間 | 16.65円 |
北海道電力とidemitsuでんき、ミツゴロウでんきのオール電化向けの電気料金プランは料金単価がほとんど同じで、夜間は1kWhあたり14.63円と割安ですが、昼間は30.90円~40.67円と割高です。
4人暮らしでシミュレーションすると、北海道ガスの電気料金が年間約150,000円に対して、北海道電力は年間約178,000円となります。
割引制度やキャンペーンなども比較しても、今からオール電化向けの電気料金プランに切り替えるなら、北海道ガスの「E+Ene北ガスの電気」がおすすめです。
東北エリアでおすすめの電力会社
東北エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 東北電力(※2023年3月31日より一部プランの新規申込の受付停止)
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- J:COM電力(※新規申込の受付停止)
- ミツゴロウでんき
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- idemitsuでんき
- よかエネ(※新規申込の受付停止)
上記のなかでおすすめの電力会社はidemitsuでんきです。次の表は、idemitsuでんきのオール電化向け料金プラン「オール電化プラン(東北電力エリア)」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 6kVAまで | 1364.00円 | ||
7~10kVA | 1870.00円 | |||
11kVA以上、1kVAあたり | 319.00円 | |||
電力量料金 | 昼間 | 90kWhまで | 1kWh | 22.09円 |
90~230kWh | 30.13円 | |||
230kWh~ | 34.83円 | |||
夜間 | 11.12円 |
idemitsuでんきは全国対応している電力会社で、エリアの旧一般電力事業者(電力自由化前から電力事業を行っている企業)と電力量料金は同じですが、基本料金を安くしている傾向があります。
基本料金を安くしているため、東北電力のオール電化向け料金プラン「よりそう+ナイト8」よりも電気料金が抑えられます。
東北エリアはオール電化向け料金プランの新規申込を停止している企業が多いです。そのため、オール電化を検討している方は、早めに申し込みを行いましょう。
関東エリアでおすすめの電力会社
関東エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 東京電力エナジーパートナー
- HTBエナジー
- idemitsuでんき
- ミツゴロウでんき
- 九電みらいエナジー(※新規申込の受付停止)
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- 東部エナジサポート
- CDエナジーダイレクト
- よかエネ(※新規申込の受付停止)
- 千葉電力
- J:COM電力(※新規申込の受付停止)
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
関東エリアはオール電化向け料金プランを扱っている電力会社が多く、電気量料金に大きな差がありません。例えば、次の表は、東京電力エナジーパートナーとHTBエナジーのオール電化向け料金プランの電気料金単価を比較したものです。
東京電力エナジーパートナー | HTBエナジー | ||
---|---|---|---|
プラン名 | スマートライフS | オール電化プラン 東京 | |
電気量料金単価 | 昼間 | 25.80円 | 25.28円 |
夜間 | 17.78円 | 17.78円 |
1kWhあたりの電気料金単価に大きな差がないため、オール電化向け料金プランを選ぶときはキャンペーンやオプションに注目しましょう。
例えば、idemitsuでんきはガソリン代が割引になったり、ミツゴロウでんきは停電時に無料で対応したりするサービスが付きます。自分のライフスタイルに合ったキャンペーンやオプションがある電力会社を選ぶと良いです。
キャンペーンやオプションに興味がない方は東京電力エナジーパートナーがおすすめです。独自のポイントサービスを行っており、提携先のポイントに交換したりできるので、節約につながります。
北陸エリアでおすすめの電力会社
北陸エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 北陸電力
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- 平和堂(※新規申込の受付停止)
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- idemitsuでんき
上記のなかでおすすめの電力会社はidemitsuでんきです。次の表は、idemitsuでんきのオール電化向け料金プラン「オール電化プラン(北陸電力エリア)」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 |
---|---|---|---|
基本料金 | 10kVAまで | 1540.00円 | |
11kVA以上、1kVAあたり | 319.00円 | ||
電力量料金 | デイタイム(夏季) | 1kWh | 34.94円 |
デイタイム(夏季以外) | 25.06円 | ||
ホリデータイム | 19.63円 | ||
ナイトタイム | 12.50円 |
idemitsuでんきのオール電化向け料金プランは、北陸電力の「くつろぎナイト12」と比べて電力量料金が同じで、基本料金が若干抑えられています。
北陸電力は4月よりオール電化住宅向けの料金プランを11%値上げすると発表していることを踏まえて考えると、やはりidemitsuでんきのほうがおすすめです。
中部エリアでおすすめの電力会社
中部エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- li>中部電力ミライズ
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- 平和堂(※新規申込の受付停止)
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- J:COM電力(※新規申込の受付停止)
- HTBエナジー
- ミツゴロウでんき
- idemitsuでんき
中部エリアはオール電化向けの料金プランで電気料金に大きな差がありません。次の表は、中部電力ミライズとHTBエナジーのオール電化向け料金プランを比較したものです。
中部電力ミライズ | HTBエナジー | ||
---|---|---|---|
プラン名 | スマートライフプラン | オール電化プラン 中部 | |
電気量料金単価 | デイタイム | 38.71円 | 37.94円 |
ホームタイム | 28.52円 | 27.95円 | |
ナイトタイム | 16.30円 | 16.30円 |
上記のオール電化向け料金プランは基本料金が同じで、電力量料金単価がHTBエナジーのほうが若干お得になっています。
記事執筆時点で新規申込を受け付け中のほかのオール電化向け料金プランも、中部電力ミライズのスマートライフプランを基準に料金設定しているため、月額料金が極端に安いということはないです。
そのため、中部地方でオール電化向け料金プランを選ぶときは、キャンペーンやオプションを比較してみましょう。
関西エリアでおすすめの電力会社
関西エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 関西電力
- 豊通エネルギー(※新規申込の受付停止)
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- 平和堂(※新規申込の受付停止)
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- スマイルパワー(※新規申込の受付停止)
- HTBエナジー
- ミツゴロウでんき
- idemitsuでんき
上記のなかでおすすめの電力会社はidemitsuでんきです。次の表は、idemitsuでんきのオール電化向け料金プラン「オール電化プラン(関西電力エリア)」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 |
---|---|---|---|
基本料金 | 10kWまで | 1980.00円 | |
11kW以上、1kWあたり | 365.20円 | ||
電力量料金 | デイタイム(夏季) | 1kWh | 27.51円 |
デイタイム(夏季以外) | 25.01円 | ||
ホームタイム | 21.74円 | ||
ナイトタイム | 14.44円 |
idemitsuでんきのオール電化向け料金プランは、旧一般電力事業者の料金プランを基準に設定されています。関西エリアの場合は、関西電力の「はぴeタイムR」と電力量料金単価が同じで、基本料金が若干抑えられています。
しかし、関西電力は2022年11月に「はぴeタイムR」を値上げしました。基本料金が2,200円に引き上げられ、電力量料金が各時間で1円ほど上昇しているため、月額料金が増えています。
そのため、電気料金だけを考えるなら、idemitsuでんきがお得と言えます。
中国エリアでおすすめの電力会社
中国エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 中国電力
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- スマイルパワー(※新規申込の受付停止)
- HTBエナジー
- idemitsuでんき
- エネトピア
上記のなかでおすすめの電力会社はidemitsuでんきです。次の表は、idemitsuでんきのオール電化向け料金プラン「オール電化プラン(中国電力エリア)」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 |
---|---|---|---|
基本料金 | 10kWまで | 1540.00円 | |
11kW以上、1kWあたり | 396.00円 | ||
電力量料金 | デイタイム(夏季) | 1kWh | 32.67円 |
デイタイム(夏季以外) | 30.61円 | ||
ホリデータイム | 14.87円 | ||
ナイトタイム | 14.87円 |
idemitsuでんきのオール電化向け料金プランは、旧一般電力事業者の料金プランを基準に設定されています。中国エリアの場合は、中国電力の「電化Styleコース」と電力量料金単価が同じで、基本料金が若干抑えられています。
しかし、中国電力は4月より電力料金の値上げを予定しているため、おすすめできません。そのため、月額料金にこだわるならidemitsuでんきのオール電化向け料金プランを検討してみましょう。
四国エリアでおすすめの電力会社
四国エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 四国電力
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- スマイルパワー(※新規申込の受付停止)
- HTBエナジー
- idemitsuでんき
- 坊ちゃん電力
四国エリアでおすすめの電力会社は坊ちゃん電力です。次の表は、坊ちゃん電力のオール電化向け料金プラン「マドンナライフ」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 |
---|---|---|---|
基本料金 | 10kVAまで | 1430.00円 | |
11kVA以上、1kVAあたり | 330.00円 | ||
電力量料金 | 昼間 | 1kWh | 26.48円 |
夜間 | 18.10円 |
四国電力のオール電化向け料金プラン「でんかeプラン」は、戸建住宅で契約すると一定の使用電力量まで定額制となります。
平日昼間使用量70kWh、夜間・休日使用量240kWhを超えると1kWhあたり19.48円~29.24円が発生するという、オール電化向け料金プランでは珍しいタイプです。
一方で、坊ちゃん電力の「マドンナライフ」はほかのエリアの電力会社と似たようなシステムとなっており、電気量料金が抑えられています。
4人家族で契約した場合の年間電気料金のシミュレーションでは、坊ちゃん電力の「マドンナライフ」が年間約140,000円に対して、四国電力の「でんかeプラン」は年間約185,000円です。
以上のことから、四国エリアでオール電化に切り替えるなら、坊ちゃん電力の「マドンナライフ」を検討してみましょう。
九州エリアでおすすめの電力会社
九州エリアでオール電化向けの電気料金プランを扱っている主要な電力会社は以下の通りです。
- 九州電力
- シン・エナジー(※新規申込の受付停止)
- HTBエナジー
- idemitsuでんき
- エフビットでんき(※新規申込の受付停止)
- J:COM電力(※新規申込の受付停止)
- 新電力おおいた(※新規申込の受付停止)
上記のなかでおすすめの電力会社はidemitsuでんきです。次の表は、idemitsuでんきのオール電化向け料金プラン「オール電化プラン(九州電力エリア)」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 |
---|---|---|---|
基本料金 | 10kWまで | 1,540.00円 | |
11~15kW | 4,235.00円 | ||
16kW以上、1kWあたり | 539.00円 | ||
電気量料金 | デイタイム(夏季以外) | 1kWhあたり | 夏冬季:26.84円 春秋季:23.95円 |
ホリデータイム | 夏冬季:21.22円 春秋季:17.82円 |
||
ナイトタイム | 13.21円 |
idemitsuでんきのオール電化向け料金プランは、旧一般電力事業者の料金プランを基準に設定されています。九州エリアの場合は、九州電力の「電化でナイト・セレクト22」と電力量料金単価が同じで、基本料金が若干抑えられています。
基本料金が若干とはいえ抑えられているため、コストパフォーマンスを考えるとidemitsuでんきの「オール電化プラン(九州電力エリア)」のほうがお得と言えます。
沖縄エリア
沖縄エリアの場合、記事執筆時点でオール電化向け料金プランの受付を行っているのは沖縄電力の「時間帯別電灯」のみです。次の表は、「時間帯別電灯」をまとめたものです。
種別 | 区分 | 単位 | 料金単価 | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 1契約 | 858.00円 | ||
電気量料金 | 昼間 | 90kWhまで | 1kWhあたり | 26.59円 |
90~230kWhまで | 33.02円 | |||
230kWh~ | 35.31円 | |||
夜間 | 12.05円 |
沖縄電力の「時間帯別電灯」は時間帯で電気料金が変動するだけでなく、使用電力量でも料金が高くなります。そのため、沖縄電力でオール電化に切り替えたい方は、使用電力量を減らす方法も検討しましょう。
まとめ
以上が、オール電化におすすめの電力会社の解説です。各エリアのおすすめ電力会社は以下の通りです。
- 北海道エリア…北海道ガス「E+Ene北ガスの電気」
- 東北エリア…idemitsuでんき「オール電化プラン(東北電力エリア)」
- 関東エリア…東京電力エナジーパートナー、HTBエナジー、idemitsuでんきなど
- 北陸エリア…idemitsuでんき「オール電化プラン(北陸電力エリア)」
- 中部エリア…東京電力エナジーパートナー、HTBエナジー、idemitsuでんきなど
- 関西エリア…idemitsuでんき「オール電化プラン(関西電力エリア)」
- 中国エリア…idemitsuでんき「オール電化プラン(中国電力エリア)」
- 四国エリア…坊ちゃん電力「マドンナライフ」
- 九州エリア…idemitsuでんき「オール電化プラン(九州電力エリア)」
- 沖縄エリア…沖縄電力の「時間帯別電灯」
基本的に、コストパフォーマンスを少しでも抑えたいならidemitsuでんきがおすすめです。idemitsuでんきのオール電化向け料金プランは、旧一般電気事業者のオール電化向け料金プランよりも基本料が若干抑えられている分、月額料金が安くなっています。
北海道エリアの方は北海道ガス、四国エリアの方は坊ちゃん電力のオール電化向け料金プランを選ぶと、電気料金の節約が期待できます。
ただし、上記の電気料金は「燃料費調整額」や「電源調達調整費」を含めていません。新電力のなかには燃料費調整額の上限を撤廃している企業もあるため、かえって高額になる可能性は否定できません。
そのため、電気料金の急激な上昇を避けたい方は東京電力エナジーパートナーや関西電力と言った旧一般電力事業者を、コストパフォーマンスにこだわりたい方はidemituでんきや坊ちゃん電力といった新電力を選ぶと良いです。
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