エコキュート交換について詳しく知りたい!費用や工事内容、買い替えポイントを徹底調査!
2021年11月22日
使用していた給湯器が故障した場合は、別の給湯器に交換する必要があります。おすすめの給湯器は省エネ性能が高く、お湯を作るコストの安いエコキュートです。
しかし、エコキュートへの交換は使用していた給湯器の種類によって、工事内容や費用が異なります。
そこで今回は、エコキュートの交換にかかる費用の相場や、買い替えの時に知っておきたいポイントについて解説します。ぜひ最後まで、ご覧ください。
目次
エコキュートの交換にかかる費用
給湯器が壊れて、新しいエコキュートに交換する場合、考えられるのは次のケースになります。
● 古いエコキュートから新しいエコキュートに交換
● ガス給湯器から初めてエコキュートに交換
● 電気温水器から初めてエコキュートに交換
以前使用していた給湯器がエコキュートかどうかによって、必要な工事や費用が異なります。次項より、それぞれのケースにおける工事費について解説します。
なお、本項の金額はあくまでも目安です。住環境によっては使い工事が必要になり、設置するエコキュートのグレードによっては本体価格が高くなるため、相場以上の費用が掛かることもあります。
古いエコキュートから新しいエコキュートに交換する場合
古いエコキュートから新しいエコキュートに交換する場合、本体費用や工事費を合わせると総額30万円~50万円程度掛かります。
古いエコキュートから新しいエコキュートに交換する場合、本体費用や工事費を合わせると総額30万円~50万円程度掛かります。
古いエコキュートから新しいエコキュートに交換する場合の標準工事の内容は下記になります。
● 商品配送
● 据付工事
● 配管接続工事
● 電源接続工事
● リモコン取付
● 古いエコキュートの撤去
● 電力会社申請
上記の工事が工務店によりますが、10万円~15万円程度、エコキュート本体の費用がグレードにもよりますが20万円~35万円程度かかるので、合計して30万円~50万円が相場です。
エコキュートからエコキュートへの交換は、配管や電源コードなどをそのまま使用できるので、他の給湯器から交換するよりも相場は安くなります。
ガス給湯器からエコキュートに交換する場合
ガス給湯器からエコキュートに交換する場合、本体費用や工事費を合わせると総額30万円~60万円程度掛かります。
ガス給湯器からエコキュートへの標準工事の内容は下記になります。
● 商品配送
● 据付工事
● 配管接続工事
● 電源接続工事
● リモコン取付
● ガス給湯器撤去
● 電力会社申請
ガス給湯器の大半は瞬間式給湯器のため、エコキュートのような貯水タンクがありません。そのため、ガス給湯器からエコキュートへ交換する際は、貯水タンクを設置するスペースを作る工事が必要です。
また、エコキュートは200V電源を必要としているので、宅内分電盤より電源を引き込み、本体へ接続する工事も行います。
工事が増えるので古いエコキュートから交換する場合よりも工事費が高くなる傾向があり、本体費込みの総額が高くなる可能性があります。
しかし、エコキュートは深夜の電気料金が安い電力プランに切り替える事で光熱費を抑える事ができます。切り替え後の電気料金を、事前に光熱費シミュレーションを行っておくことをお勧めいたします。
電気温水器からエコキュートに交換する場合
電気温水器からエコキュートに交換する場合、本体費用込みで総額30万円~50万円程度掛かります。
電気温水器からエコキュートへの標準工事の内容は下記になります。
● 商品配送
● 据付工事
● 配管接続工事
● 電源接続工事
● リモコン取付
● ガス給湯器撤去
● 電力会社申請
電気温水器とは、金属に電気を流して生み出した熱と水の熱を交換する給湯器です。電気ポットと構造が同じで、エコキュートと同様に貯水タンクを必要とします。
また、エコキュートは200V電源を必要としているので、宅内分電盤より電源を引き込み、本体へ接続する工事も行います。
そのため、古いエコキュートからエコキュートへ交換する工事と内容や工事費の相場に大きな違いはありません。
ただし、エコキュートに比べて電気温水器はお湯を作るランニングコストが3倍高いです。
もし、電気温水器が故障して、新しい電気温水器とエコキュートで迷っているなら、省エネ性能が高く、コストパフォーマンスに優れているエコキュートがおすすめです。
エコキュートの交換にかかる時間
古いエコキュートやガス給湯器から新しいエコキュートへ交換する工事自体は、半日から1日もあれば完了します。
ただし、エコキュートは1台が高額なのと、様々なメーカーから販売されていることもあり、工務店に在庫が無いケースがあります。欲しい商品が無ければ、メーカーから取り寄せることになるので、問い合わせから5営業日~2週間程度かかる場合もあります。
また、工務店によってはエコキュートだけを先に配送して、あとから工事スタッフを派遣することがあります。エコキュートは貯水タンクを含めると大きなサイズとなっているので、商品だけを受け取っても一時的に置くスペースに困ってしまいます。
エコパパのお店では、最新のエコキュートの在庫があります。古いエコキュートや電気温水器から、最新エコキュートへの特急交換を受け付けており、最短当日工事・土日祝日も対応しています。
エコキュートは工事当日にスタッフが持参しますので、お客様に負担して頂くことはありません。
最短当日工事は当店の在庫商品で、通常工事で対応可能な場合に限りますが、すぐにでもエコキュートへ交換したいときはご相談ください。
エコキュートを交換するときのポイント
エコキュートを交換するときのポイントは次になります。
● タンクの容量
● 予算
● メーカーごとの特色
● エコキュートの機能
● 住んでいる地域
それぞれ、順番に解説します。
タンクの容量
エコキュートは電気料金の安い真夜中に1日分のお湯を作り、日中から夜にかけて消費します。しかし、貯水タンクが空っぽになると、電気料金の高い日中にお湯を作るため、電気代がかさんでしまう恐れがあります。
つまり、エコキュートを選ぶ時は家族の人数やライフスタイルに合ったタンク容量を選び、沸かし直しを避けるのが望ましいです。
家族の人数と貯湯タンクの容量の目安は次の通りになります。
家族の人数 | タンクの容量 |
---|---|
3人~5人 | 370L |
4人~6人 | 460L |
5人~7人 | 550L |
上記の表は、あくまでも目安です。エコキュートを選ぶ際は、家族構成やライフスタイルを工務店や販売店に相談して、適切なタンクの容量を見つけましょう。
なお、最新のエコキュートはAIによって湯の消費量を計測し、学習しています。必要な湯量だけを作るため、貯湯タンクが大型だからといって、電気代や水道代が高くなるということはありません。
予算
エコキュートの交換費用は、工事費込みで30万円~60万円程度になります。基本的に、工事内容はどこの工務店でも同じ内容ですが、エコキュート専門店のように中間業者を減らして他店より販売価格を低く設定できる店舗もございます。
そのため、エコキュートの交換費用を節約するなら、複数社から相見積もりをし価格交渉する事をお勧めします。
エコキュートの機能
エコキュートは搭載している機能によって、次の種類に分かれています。
特徴 | |||
---|---|---|---|
フルオート | お湯を入れるところからたし湯まで全自動 多機能・高性能な商品が多い 相場が高い |
||
オート | 自動でお湯を入れられる 給湯専用に比べると機能は多い |
||
給湯専用 | 給湯は手動で行う 機能が少なく、シンプルなタイプ 相場は安い |
搭載機能が多い機種ほど販売価格は高くなる傾向ですので、ご予算に応じて機能の内容もご検討される事をお勧めいたします。
メーカーごとの特色
エコキュートはメーカーごとに特色や機能が異なります。そのため、エコキュートを選ぶ際は、メーカーごとの違いについて比較する必要があります。
次の表は、エコキュートメーカーの特色や機能などを簡単にまとめたものになります。
メーカー | 特色 | 機能 | ||
---|---|---|---|---|
東芝 | 衛生面に特化した機能を搭載 業界最長クラスのメーカー保証 |
銀イオンの湯 光タッチリモコン |
||
ダイキン | フルオートでも使用できる入浴剤の種類が多い 薄型エコキュートの性能が高い |
銀イオンの湯 光タッチリモコン |
||
パナソニック | 省エネ性能が高い エコキュートのトップシェアを争うメーカー |
エコナビ ぬくもりチャージ ソーラーチャージ |
||
三菱 | マイクロバブルを利用した機能を搭載 | バブルおそうじ ホットあわー |
||
日立 | 高硬度の水道水や井戸水など、特殊な水質に強い | 水道直圧給湯 ナイアガラタフネス |
||
コロナ | 低騒音や汚れ防止のコーティングがされておりマンション向き | Wセンサー |
また、メーカーによって入浴剤の制限も異なります。エコキュートのフルオートは浴槽のお湯を貯水タンクに戻して温め直しをするので、湯の中に入浴剤が混じっていると故障の原因になります。
各メーカーで使用できる入浴剤について発表していますが、乳白色になる入浴剤やとろみ成分の含まれているものは使用できない傾向があります。
入浴剤の使用頻度が高い方で、ガス給湯器からエコキュートへ交換するなら、愛用の入浴剤が使用できるかしっかりと確認しましょう。
住んでいる地域
エコキュートは一般地仕様以外に、寒冷地仕様や塩害地仕様などの特殊な地域に対応したタイプの商品があります。
貯水タンク内部にお湯を貯めておくので、寒冷地で一般地仕様のエコキュートを使用すると性能が下がる、あるいは故障するリスクが高くなります。
また、塩害地で対策をせずにエコキュートを使用していると、潮風や海水により錆びて故障する恐れもあります。
そのため、寒冷地や塩害地に住んでいる方がエコキュートを使用する場合は、特殊な地域に対応したタイプの製品を購入したり、追加工事を依頼したりする必要があります。
寒冷地と塩害地の定義は次になります。
特殊な地域の定義 | |||
---|---|---|---|
寒冷地 | 外気温マイナス10℃以下になる地域 | ||
塩害地 | 潮風が発生しやすい臨海地域 |
場所によっては、寒冷地と塩害地の両方が当てはまる場合もあります。ガス給湯器や電気温水器からエコキュートへ交換する場合は、自分の住んでいる地域が寒冷地・塩害地に当てはまるかどうか、追加工事が必要なのか工務店と相談しておきましょう。
エコキュートの交換で補助金は出るの?
結論から申し上げますと、エコキュートの交換でも補助金は出ます。ただし、住んでいる地域の自治体によって条件は異なるため、必ず補助金が出るとは限りません。
エコキュートは省エネ性能の高い製品のため、地方自治体から独自の補助金が支給されます。
例えば、東京都の場合だと、「東京ゼロエミポイント(令和3年度)」の対象になります。一定の基準を満たす対象機器へ買い替えた方を対象に、商品券とLED割引券に交換できる「東京ゼロエミポイント」が付与されます。
エコキュートの補助金は自治体によって金額が異なり、住んでいる地域によっては補助金制度が無い場合もあります。補助金制度を利用しようと考えている方は、住んでいる地域の窓口に問い合わせて、補助金の有無を確認しましょう。
エコキュート補助金についてのご質問もエコキュート専門店「エコパパのお店」にお気軽にお問い合せください。
まとめ
以上が、エコキュートの交換に関する解説になります。エコキュートへの交換費用は工事費・本体価格込みで30万円~60万円程度になり、自治体にもよりますが補助金の対象です。
古いエコキュートや電気温水器からエコキュートへ交換する場合は工事内容や費用に大きな違いはありませんが、ガス給湯器からエコキュートへ交換する場合は工事費用が増える可能性があります。
また、住環境や地域によっては、追加工事や特殊なタイプのエコキュートを購入する場合もあります。そのため、エコキュートへ交換する際は、工務店や販売店に相談してみましょう。
「エコパパのお店」ではメーカー正規品のエコキュートを低価格で販売しております。状況にもよりますが、最短当日工事を可能としており、これまでに多くのお客様に喜んでいただきました。エコキュートの交換でご相談がありましたら、ぜひ「エコパパのお店」までご連絡ください。