今注目を集めている長府製作所のエコキュートとは?特徴やメリットを徹底解説
2025年6月23日

エコキュートのメーカーというと、パナソニックや三菱電機といった王手メーカーのものを思い浮かべる人が多いかもしれません。ところが今、長府製作所のエコキュートが注目を集めているのはご存知でしょうか。そこで今回は、山口県に本社を置く長府製作所のエコキュートについて徹底解説していきます。長府製作所のエコキュートの特徴や強み、メリットなどはもちろん、補助金についても詳しくお話ししていきます。
エコキュートメーカーとしての長府製作所の歩みと特徴
まずは、エコキュートメーカーとしての長府製作所とはどのようなメーカーなのかを紹介します。
長府製作所とは?
長府製作所は、1954年に山口県下関市で創業した、国内有数の給湯機器メーカーです。創業当時は石油給湯器の製造をメインに展開していたものの、時代の変化に対応しながら製品の幅を広げていきました。そして現在では、電気温水器やエコキュートといった、電化製品にも力を入れているメーカーです。
エコキュート市場への参入は、2000年代でした。省エネ性と快適性を兼ね備えたエコキュートの開発を続けてきて、とくに近年では減災性能や環境対応という観点から注目されています。
他社エコキュート製品との比較から見る長府製作所の立ち位置とは?
長府製作所というと、パナソニックやコロナ、三菱電機やダイキンといった大手メーカーと比較すると、やや知名度は控えめといえるかもしれません。革新的な機能のあるパナソニック、高級志向の三菱電機、マイクロバブル機能のダイキンと比べて、長府製作所はどのような立ち位置なのでしょうか。
長府製作所のエコキュートは、十分大手メーカーと競争できる機能があり、コストパフォーマンスの高さが評価を得ています。豊富な機能を付帯させた他メーカーと比べ、長府製作所は必要な機能を過不足なく搭載しながらも価格を抑えているので、実用性を重視したユーザーに支持されているのです。
長府製作所のエコキュートに搭載された便利な機能・サービスとは?
ここからは、長府製作所のエコキュートに搭載された、独自の便利な機能やサービスを紹介していきます。
高効率なヒートポンプ技術による省エネ運転
長府製作所のエコキュートは、外気の熱を活用し効率よくお湯を沸かす、「ヒートポンプ技術」が採用されています。そのため従来の給湯器と比べて、大幅なエネルギーの削減が可能になっているのです。年間給湯保温率が4.0を超えるモデルも販売されています。
年間給湯保温率とは、エコキュートを1年間稼働させた時に、給湯・浴槽の保温に必要な熱量を、1年間の消費電力量で割った数値です。数値が高いほど電気代の節約効果が高い、つまりは省エネ性能が高いことを示します。年間給湯保温率が3.6以上のエコキュートは、省エネ性能が高いと認められ、さまざまな補助金制度の対象になることが多いでしょう。
年間給湯保温率の数値が0.1違えば、年間でおよそ1000円の差が出ると言われています。
つまり、長府製作所製エコキュートの年間給湯保温率4.0は、省エネ性能が抜群に優れているということです。
「ecoとく運転」による熱回収
入浴後の残り湯を捨てるのがもったいない、活用できないものかと考える人は多いのではないでしょうか。長府製作所製エコキュートは、残り湯の熱を最大で40%回収し、給湯効率を高める「ecoとく運転」という機能が備わっています。
使用済みの残り湯の熱を貯湯タンクに回収して、新たなお湯を沸かすのに使うものの、熱のみを回収するので残り湯とタンクの水が混ざることはなく衛生面でも安心です。「ecoとくオート」を自動設定しておけば、自動でecoとくオートを稼働させられて便利です。
減災・耐震設計の強化
近年大きな災害が増えていることから、災害対策ニーズに応えるために、長府製作所製エコキュートは高い耐震性能を備えています。
重心を低く設計して安定感を高めるために固定脚を採用するなどして、震度7相当の地震にも耐えられる作りになっています。
また、ヒートポンプユニットを高さ1mある台上にセットする、床下浸水にも強い設計です。貯湯タンクの重要パーツは上部集中させ、錆びにくいステンレスや樹脂コーティングによって、万が一浸水してしまった時の対策も万全です。
災害時には生活用水として活用できるように、貯湯タンクには非常用取水栓も付いています。
安全性と利便性を追求したリモコン操作
給湯や沸き増し、湯量や湯温などを操作するリモコンの安全性の高さや使いやすさも、長府製作所製エコキュートはよく考えられています。
エコキュートは熱いお湯を扱うものなので、小さな子どもや操作に慣れない高齢者のいる家庭などでは、安全性を懸念する人も多いのではないでしょうか。
長府製作所製エコキュートは、3秒間ボタンを長押しすればリモコンが反応しなくなる「チャイルドロック機能」があるので、目を離したすきに子どもが勝手に操作してしまう危険を回避できるのです。
旅行など数日自宅で入浴しない時などに沸き上げを行わないように設定する「停止日数設定機能」や、早めに入浴し終わった時などに昼間時間帯の沸き上げを停止できる「沸き増し停止機能」もあります。
長府製作所のエコキュート製品ラインナップを紹介
ここからは、長府製作所のエコキュートについて、具体的な製品のラインナップを紹介していきます。
高効率・高機能のプレミアムモデル
「ecoとく運転」や「減災設計」などの機能が充実していて、年間給湯効率4.0を超えるのがプレミアムモデルです。平均的なファミリー層を想定した、タンク容量370リットル~460リットルが主流で、省エネ性と快適性を重視する家庭向けです。
プレミアムタイプの該当機種には、「EHP‑4605BZP」や「EHP‑3705AZP」などがあります。これらのモデルは「給湯省エネ事業補助金」の対象にもなっています。
機能と価格のバランスが取れたスタンダードモデル
必要な機能をしっかり備えつつも、購入しやすい価格帯で展開しているのが、スタンダードモデルです。沸き増し運転や高圧給湯などの基本性能はしっかり搭載されていて、一般的な家庭のニーズを十分満たしています。「EHP-3704GPX」「EHP-4604GPX」などが、スタンダードモデルの代表機種です。スタンダードモデルも給湯省エネ事業補助金の対象として登録されているので、補助金を使ってリーズナブルに設置できます。
コンパクトモデル:設置スペースに制約のある家庭向け
限られたスペースにも設置できるように設計されたコンパクトモデルは、おもに単身世帯や夫婦2人の家庭にぴったりです。基本的な給湯機能は備わっていて、「EHP-3004BX」や「EHP-3004ZPX」などがコンパクトモデルに該当します。コンパクトモデルも「給湯省エネ事業補助金」の対象になっています。
長府製作所長府製作所のエコキュートに適用できる補助金制度(2025年最新)
長府製作所のエコキュート各モデルが、補助金対象になるかどうかの状況をまとめました。
タイプ | モデル | 補助金制度 | 状況 |
---|---|---|---|
プレミアムモデル(ecoとく運転・減災設計) | EHP‑4605BZP
EHP‑3705AZP |
給湯省エネ2025事業 | 対象認定済み(高効率+IoT等で加算対象) |
スタンダード(基本性能重視) | EHP‑3704GPX
EHP‑4604GPX |
給湯省エネ2025事業 | 対象モデルとして登録可能(高効率基準クリア) |
コンパクト(単身・夫婦向け) | EHP‑3004BX
EHP‑3004ZPX |
給湯省エネ2025事業 | タイプ問わず対象登録されており補助対応可能 |
長府製作所のエコキュートは、どのタイプも国の省エネ補助金制度である「給湯省エネ2025事業」の基本補助条件を満たしています。さらにプレミアムモデルなら加算要件も満たしているので、補助金が加算されてお得です。
まとめ
長府製作所のエコキュートは、他の大手メーカーと比べたら、知名度はやや控えめかもしれません。それでも機能や安全性のバランスが優れているので、メーカーにこだわらない人におすすめの選択肢です。
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